原因不明の慢性前立腺炎は治る!薬や漢方、生活改善などの治療法をご紹介

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「慢性前立腺炎」という病気をご存知でしょうか?

前立腺とは男性のみにある生殖器で、膀胱の真下に位置しているクルミくらいの大きさのものです。この前立腺になんらかの負荷が加わって炎症を起こしてしまうのが、前立腺炎です。

その中でも「細菌性」のものを「急性前立腺炎」と呼び、「非細菌性」と呼ばれて原因の特定が難しいものを「慢性前立腺炎」と呼んでいます。主に中高年に多い病気なのですが、私は30代前半にこの「慢性前立腺炎」が発症しました。

慢性前立腺炎の辛いところは、原因がはっきり分からないことと、治るのに時間がかかることです。私は2017年の1月頃に発症し、2年近く経ちますが未だに完治していません。

ですが、症状としては普通に生活出来るレベルまで改善されましたので、私が実施した治療方法についてご紹介していければとおもいます。

前立腺炎とは

question

前立腺炎になると、下半身に症状が出てきます。下腹部や股関節、肛門周りや太ももなど、一見前立腺とは関係ないように思われる部位にも症状が現れます。

一般的に多いのが、排尿時の症状や腹部の症状、そしてその他睾丸周りの症状などです。

排尿時の症状:排尿時の痛みや頻尿、残尿感など。

腹部の症状 :下腹部、足の付け根、会陰部(肛門の前)の鈍痛、疼痛など。

その他の症状:睾丸の痛みや不快感、射精後の痛み、陰のうの痒み、太ももの不快感など。

前立腺炎には主に2種類あり、急性前立腺炎慢性前立腺炎があります。

急性前立腺炎

原因

多くは尿道から細菌が侵入して炎症を起こすものです。原因となる細菌は大腸菌などの腸内細菌や、性感染症で問題となるクラミジアなどの細菌が挙げられます。

性行為からの感染も多いそうで、わたくしも初めて泌尿器科で診断を受けた際に、「最近、女遊びしましたか?」と聞かれました。最初は失礼な先生だと思いましたが、後々確認が必要なんだと分かりました。

検査方法

急性前立腺炎の検査方法としては、尿検査や血液検査があり、細菌性であればここでなんらかの数値異常が出てきます。

症状

急性前立腺炎の症状としては、炎症によって前立腺が腫れることにより、尿道が圧迫されて尿が出にくくなったり痛みが出たり、頻尿になったり前立腺肥大症に似たような症状が出ます。また38度を超える発熱があるのが特徴です。

治療方法

急性前立腺炎は細菌によるもののため、多くの場合は抗菌薬の服薬のみで治療可能です。しかしいくら抗菌薬を飲んでも症状が改善されない場合は、細菌性ではなく慢性前立腺炎の可能性があります。

慢性前立腺炎

上記の尿検査や血液検査でも何の問題もなく、また抗菌薬をいくら飲んでも症状が改善されない場合、慢性前立腺炎である可能性が高いです。

症状

細菌性の急性前立腺炎と同様に、炎症によって前立腺が腫れ、排尿痛や排尿障害が起きることがあります。

わたくしの場合は最初は睾丸の付け根から痛みが始まり、その後鼠径部、右の下腹部、左の下腹部へと痛みが広がっていきました。また射精時、射精後に痛みが出ることもありました。

慢性前立腺炎の原因

慢性前立腺炎の主な原因としては、下記が挙げられます。

・前立腺への負荷(長時間のデスクワーク)

・ストレス

・不規則な生活

・睡眠不足

・運動不足

・飲酒

・刺激物(辛いもの、コーヒー)

・冷え

ですが、具体的な原因が不明なケースも多く、上記の生活習慣を改善しても症状が良くならない場合もあります。

慢性前立腺炎の検査

・尿検査

・血液検査

・触診

・CT撮影

・MRI撮影

・膀胱鏡検査

わたくしは最初に近所の泌尿器科を受診して尿検査を行い、処方された抗菌薬を服用していましたが、一向に症状が良くならないため、大学病院への紹介状を書いてもらい、血液検査やCT、MRIの検査を行いました。下腹部の痛みが強かったため、消化器外科や内科、整形外科なども受診しました。

また膀胱炎の可能性もあるということで、尿道から膀胱にカメラを挿入する膀胱鏡検査も行いましたが、いずれも結果は、「異常はどこにも見られない」という診断になりました。

一方で、直接肛門から前立腺をマッサージする触診をしてもらったところ、激しい痛みが走りました。健常であれば痛む場所ではないため、「前立腺に炎症が出ている」との診断をしてもらいました。

慢性前立腺炎の治療方法

投薬

medicine

1.抗生物質

細菌以外の病原体が原因の場合を考え、抗生物質を処方してもらいました。

2.αブロッカー

ハルナール、フリバス、ユリーフなどの薬が該当します。緊張している前立腺や尿道の筋肉を緩めて、尿をスムーズに出しやすくします。一方で副作用として血圧低下、ふらつき、逆行性射精などがあります。

3.植物製剤

セルニルトン、エビプロスタットなどの薬が該当します。慢性前立腺炎といえばセルニルトン、と言われるほど一般的な薬で、症状を和らげる作用があります。植物性なので漢方に近く、即効性はなく緩やかに効果が出てきます。

4.前立腺肥大症の薬

ザルティアと呼ばれる薬が処方されました。これは前立腺肥大症に使われる薬なのですが、尿道や前立腺を弛緩させ、排尿障害の症状を緩和します。

5.痛み止め

ロキソニン、リリカ、トラムセット、サインバルタ等の痛み止めを処方してもらいました。

6.漢方薬

上記の薬の処方では一向に良くならなかったため、ツムラの竜胆瀉肝湯という漢方薬も処方してもらいました。

わたくしの場合、日常的に痛みがずっと続いており、また痛みで夜眠ることも出来ない状態だったので、自分に合う痛み止めを探すことが急務でした。

ロキソニンは全く効かなかったのですが、リリカとトラムセットを飲んでようやく日常生活を送れるレベルまで痛みが和らぎました。現在はトラムセットとサインバルタを服用しています。

ですので、慢性前立腺炎だと診断された方は、まず自分に合った痛み止めを探してみて下さい。これで生活のしやすさが大きく改善されます。

生活改善

exercise

慢性前立腺炎は具体的な原因が不明な場合が多く「これを飲めば治る」「これをやめれば良くなる」ということがありません。

ですが、一般的に原因と言われているストレスの軽減や生活習慣の改善により、症状が軽減されることもありますので、薬を飲んでも良くならない場合は下記を少しずつ実践していきましょう。

・座りっぱなしの時間を減らす

・ストレスを軽減する

・食生活を改善する

・刺激物を避ける(辛いもの、コーヒー等)

・運動する

・飲酒量を減らす

・規則的な生活をする

・日光を浴びる

メンタルケア

慢性前立腺炎は日常的に鈍痛・疼痛が続くことや、痛みで睡眠の質が下がってしまうことなどから、精神的な病気を併発することが多いのが特徴です。

わたくしも夜中に痛みが収まらず、また治療の先行きがまったく見えなかったことから睡眠不足と精神的な苦痛で軽度のうつを発症してしまいました。

しっかりとした睡眠が出来ないと余計に精神的に追い込まれてしまうので、そこまで悪化する前に病院へ行き、遠慮せずに睡眠導入剤などに頼ってしまいましょう。

わたくしの場合は心療内科を受診し、寝付けない時はマイスリーなどの入眠剤、熟睡が出来ない時はベルソムラやフルニトラゼパムを処方してもらいました。

慢性前立腺炎は仕事への影響も大きい

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下腹部から鼠径部にかけて継続的に痛むため、デスクワークで長く椅子に座り続けることが出来なくなりました。そのため、大学病院で「慢性疼痛」という診断をしてもらい、会社を休職しました。

ですが一向に良くならずに休職期間を終えることになったため、座り仕事以外で出来る職種(飲食店の運営)に転職しました。

長く休職期間が取れる会社であればその間に治療することが出来ますが、休職期間の短い会社の場合はわたくしの様に体への負担が少ない職種への転職も一つの選択肢になるかと思います。

家族や周りの人は理解を

family

慢性前立腺炎は目に見えない病気です。CTスキャンやMRI、血液検査等をしても何も現れてこない事が多く、「本当に病気なの?」「仮病じゃないの?」と思われることも少なくありません。わたくしの場合は痛みで会社を休んでしまっていたのですが、親からかなり非難を受けていました。

「仕事に行きたくないと思うから痛いと思うんだ」などと、登校拒否の学生に言う様なコメントもありました。登校拒否の学生も精神的なものからお腹が痛くなってしまう人がいるのも事実ですが、わたくしの場合は会社に行きたいのに痛くて行けない状態でした。そんな状態で家族から仮病を疑われて責められてしまうことは、精神的に余計なダメージを与えられました。

仕事に行きたいのに行けない、夜も痛くて眠れない、治る見込みもない。家族の支えも期待出来ない。いっそ死んでしまおうかと思うこともありました。ですがわたくしの場合は幸いにも周りの人達の支えもあり、なんとか踏みとどまることが出来ました。

なので、ご家族に慢性前立腺炎の方がいる場合は、検査などで結果が目に見えなくても、前立腺炎の痛みなどの症状があって苦しんでいることを理解してあげて下さい。そして可能な限りサポートしてあげて下さい。あなたの想像以上に孤独に、苦痛と戦っています。

まとめ

今回はわたくしが実際に実践した慢性前立腺炎の治療方法についてご紹介しました。

わたくしは慢性前立腺炎にかかり仕事を辞めましたし、うつ病で死にたいとも思いました。ですが、「必ず良くなる」「死ぬくらいならやりたい事をやる」と考え、ストレスを減らす生活をして生活改善を続けたところ、薬は飲み続けていますが、通常の生活を送れるレベルにまで症状が改善しました。

この病気は治療が数年がかりになることもあるため、意識して「如何にうまく付き合っていくか」が大事になってくると思います。

いま慢性前立腺炎を患っている方も、必ず良くなりますので、安心してください。ゆっくりと長い目で治療していきましょう。

何か質問が御座いましたら分かる範囲でお答えしますので、コメント欄にご記入下さいませ。

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コメント

  1. kazu より:

    私は今、慢性前立腺炎で苦しんでいます。このブログを見て、とても参考になりました。ありがとうございます。
    いまだに、改善の見込みが立たず、途方にくれていました。

    1. hiroaki316 より:

      kazuさん
      コメントありがとうございます。
      慢性前立腺炎、辛いですよね。私も「一生このままなんじゃないか」と思って絶望していましたが、時間をかけて治療して、本当にほんの少しずつですが良くなりました。ですので、kazuさんも諦めずに治療を続けてみて下さい。必ず良くなります。時間はかかると思いますが、また普通の生活が送れることを祈っています。

      1. kazu より:

        早速のご連絡をいただきありがとうございます。
        よくなることを信じて頑張ります。
        アメブロで、「kazuの間質性膀胱炎日記」をかいています。
        よければ、見てください。

  2. kazu より:

    早速のご連絡をいただきありがとうございます。
    良くなること信じて頑張ります。
    アメブロで「kazuの間質性膀胱炎日記」をかいています。
    よければ見てください。

  3. kazuその2 より:

    こんばんは。先に投稿されているkazuさんのアメブロ友のkazuです。同じ名前ですみません。私も3年ほど、闘病していて、海外にまで行きましたが、治らず、この冬は身体中が筋肉痛のように痛いです。唯一、ソラナックスは効きますが、飲み続けて良いものなのか?と、怖いです。あと、サインバルタ も処方されましたが手をつけていません。いよいよ、痺れがMAXで、試そうかと思いますが、先に漢方の竜胆瀉肝湯を飲んでみます。サインバルタ は飲み続けても大丈夫ですか?

  4. kazu より:

    こんにちは。サインバルタは副作用が酷いと聞きますが、如何でしょうか?
    私はベゾン系のクスリを飲んで凌いでいます。

    1. hiroaki316 より:

      こんにちは!コメントありがとうございます。
      サインバルタは処方された際に、飲み始めに副作用が強く出て、次第に慣れていくという説明を受けました。症状としては、めまいやふらつきが多いそうですが、私の場合は初めの2日間は少しぼーっとしましたが、すぐに慣れてしまいました。体質で合う合わないもあると思うので、試されてみて、症状が酷い様でしたら少ない量に代えてもらう等、お医者さんに相談するといいかもしれません。

      1. kazu より:

        ありがとうございます。
        ソラナックスからメイラックス に変えました。ここへ来て発症から1番辛い状態になり、生きて行くのが辛いです。
        温熱療法など、試そうかと考えています。

  5. TOMO より:

    初めまして、TOMOと申します。
    記事拝見させていただきました。少し前向きな気持ちになりました。
    ありがとうございます。

    伺いたいのですが、私は、昨年5月に前立腺炎になりました。
    今は残尿感などはなくなり、痛みと絵陰部の圧迫感があり加えて、下半身の冷えがつらい状態です。
    特に、股間部分とお尻と太ももが冷たくなります。その部分だけクーラーがあてられてるかのように冷えます。座ると尚更冷たくなり会社では、ひざ掛けをしています。
    耐えられない日は、トラムセットを服用しています。(副作用で便秘になりますが、、、)
    hiroaki316さんは、そのような症状は出でましたでしょうか?

  6. NEO より:

    初めまして。NEOと申します。宜しくお願いいたします。

    私も慢性前立腺炎で5年間苦しんでおり、興味深く拝見させて頂いております。

    私は本来の疼痛症状に加え、熱もないのに急性前立腺炎のような倦怠感(原因不明)に苦しみ耐えきれず、現在退職。無職貧乏独身病気で人生に途方に暮れて過ごしております。

    抗菌剤(キノロン,ST合剤,セフェム),セルニルトン,漢方(竜胆瀉肝湯,八味地黄丸,午車腎気丸,桂枝茯苓丸)等飲んできましたが完治せず、抗菌剤の治療に失敗。抗菌剤の薬剤耐性化を引き起こし、生産性のない体を一生死ぬまで背負う羽目になったと言う絶望的な状況です。この病を患ってから雪だるま式に倦怠感がたまるようになってしまい、そんな体から逃げ切れず人生終わりです。

    鎮痛薬でペインコントロールを図られているという情報は、私が今まで試みたことがないもので、とても参考になりました。ご掲載に感謝しております。本当に貴重な経験談をありがとうございます。
    α1ブロッカーも前立腺炎で有名な高橋クリニックのブログによるとかなり良さそうですね。

    NSAIDs、アセトアミノフェン、弱オピオイド、鎮痛補助薬…希望が見えてきたように感じています。鎮痛薬で原因不明のつらい倦怠感も消えてくれればいいのですが…
    あと自分はよく分かっていませんが神経ブロック注射とかもありですかね。

    症状は軽快されているようですが、眠れないほどの激痛を経験されているとの事ですので、一刻も早い根本原因の究明と完全な完治を祈っております(前立腺液の細菌培養検査は行いました?)。前立腺炎はストレスに敏感に反応し多彩な症状で人間を振り回しますよね…無理せずお大事になさってください。

    1. kazu より:

      kazuと申します。
      先に、コメントしたものです。
      私も、レボフロキサシン やシプロキサンを合計で、2か月くらい飲みました。これ以上、抗生物質は出さないとの医師の話ですが、痛みや不快感は、治りません。
      耐性菌ができたのかとも思っています。NEOさんは耐性菌の確認はしているのでしょうか。私も、不安な日々を過ごしています。

      1. NEO より:

        初めましてkazuさん。
        ブログも拝見させて頂いております。よろしくお願いします。

        抗生剤を長期間投与し続けているにもかかわらず、細菌が検出され続けると耐性化と判断されるようです。(耐性菌そのものを特定する検査…情報もありませんし、少なくとも泌尿器科の先生は難色を示しそう?)

        自分の場合、抗菌薬の服用当初は疼痛、鈍痛、原因不明の倦怠感も感動的に収束したのもつかの間、いくら飲み続けてもそれ以上症状が治まるどころか悪化していくのを経験し、薬剤耐性化を引き起こしたと言う事実を身をもって経験しました。
        なぜ耐性化を引き起こすのか…前立腺に対する抗菌薬の浸透力の低さが最大の問題点のようです。前立腺への抗菌剤の使用は、耐性化の時間が勝つのか、完治する時間が勝つのか、ギャンブルに近いぐらいだと自覚しています。

        でもkazuさんあきらめないで下さい。重要なのは原因菌の特定だと思います。自分は前立腺液の細菌培養検査を実施している医院を県内端から順々に電話で探して見つけました。
        原因菌の種類によればキノロン耐性菌にも有効な抗菌剤もあるかもしれないです。(自分はST合剤を使っていたのが問題だったようです。投薬順番が逆のようです。)
         「CRC 耐性菌 薬剤感受性検査」 で検索してみてください。一部の耐性菌への抗菌薬の感受性結果一覧がPDFで閲覧できます。菌種はそれほど多くありませんが少しは希望が見えてくるはずです。
        原因菌が分かれば調剤薬局の薬剤師の方に他に有効な抗菌薬があるのかを相談するのも有りだと思います。自分の場合は気持ちと境遇を真剣に伝えられた時、その抗菌剤の薬剤メーカーにその抗菌剤を使ってダメだった場合、他の選択肢はあるのかを問い合わせをしてくださったこともありました。本当に感謝です。
        あと感染症内科は耐性菌にも詳しいはずですので、自分は相談してみようかと検討しているとこでもあります。

        でもあくまで新しく抗菌薬を使う場合は戦略的な抗菌薬の使用が組み立てられる医師の元で慎重に行うことをおすすめします。前立腺液内の原因菌も調査しない、抗菌薬の投薬順序も詳しくない、耐性菌も詳しくない、原因菌が分からないからとりあえず広い菌種に効くキノロンを出す。そんな泌尿器科医も残念ながら少なくはないと思います。いずれにしても新しく抗菌薬の種類を変える場合はその抗菌薬の耐性化を生み出すのはさらに怖いと思いますので慎重になさった方が良いと思います。
        あと、肥大症の手術をされているとのことですので前立腺マッサージは負担がかかってしまうと先生は心配している感じでしょうか?負担がない上で実施した方が良い状況にも見えますのであまり無理をなさらなでください。

        kazuさんのこれからの健闘を祈っております。いろいろ手段を掘り下げて自分のアイデアを活かしていけばきっと道は開けるはずです。ではお大事になさってください。

        1. kazu より:

          NEOさん
          ご丁寧なコメント、ありがとうございます。
          私は、慢性前立腺炎になってから、今まで、6名の医師に
          診察してもらいましたが、手術したこともあるのでしょうが
          前立腺分泌液の検査は受けていません。
          もっとも詳しそうな医師は、マッサージの方法を自身のHPに書いているけれど
          してはくれませんでした。だから、菌の確認ができない状態です。
          私も、抗生物質を飲んでいるほうが、痛みが和らぎます。
          NEOさんとよく似た状態にも思います。
          痛い場所が、大事な部分なので、本当に辛いですが
          長い付き合いになりそうに思っています。
          コメントありがとうございました。
          NEOさんも快方に向かわれること祈っております。

  7. ニワアツシ より:

    はじめまして。私も前立腺炎で苦しい日々を送ってます。もうすぐ2年になります。私の場合はうつ病と併発しました。今はメンタル面は大分良くなりましたが、前立腺炎は良くなりません。はじめにかかったのが心療内科だったので、抗うつ剤はサインバルタ、パキシル、セルトラリン、アモキサン、レメロン、トラゾドン、リスパダール、ラミクタール、エビリファイとかなりの種類を試しました。精神安定剤や筋弛緩剤も何種類か。痛み止めはリリカ、セレコックス、トラムセット、ブロック注射。αブロッカーはナフトピジルとタムスロシン。セルニルトン、漢方4種も試しました。もちろん抗菌剤も。今は泌尿器科でウロマスター低周波治療を試しています。抗うつ剤と精神安定剤もいくつか継続しています。痛み止めトラムセットのみ。効いてるのかどうかよくわかりませんが…
    少しだけ良くなったかなと思うとまた痛くなりの繰り返しです。
    ここ2週間ほどですが、朝起きて暫く「治ったかも?」と思うくらい楽な日があります。ですが一時間もしないうちに違和感、不快感が生じ、昼前には痛みに変わってしまいます。hiroakiさんはこのような時期がありましたか?
    これが回復のサインだと良いのですが…
    痛む箇所とレベルは日によって変わります。大腿部の痛むときが一番辛いです。次いで睾丸、下腹部の順です。
    楽な日は、股間を中心に万遍なくじわーっとした違和感程度で納まります。このような日は悪化後もたまにあります。
    そう言えばこのところ下腹部の痛みを感じることは無くなりました。

    他にコメントされた方の参考に。私の場合は抗うつ剤の副作用はエビリファイ以外は特に無かったのでそれほど心配なさらなくても良いと思います。サインバルタはペインクリニックと泌尿器科先生も勧めていました。エビリファイの副作用はアカシジアというかなり辛い症状が出たので気を付けた方が良いと思います。全く異なる症状ですが前立腺炎よりも辛いです。

  8. Masato より:

    hiroakiさん、初めまして。ブログ読ませていただきました。
    私は10年来、原因不明の鼠径部痛に悩まされていましたが、先日病院に行き、慢性前立腺炎と診断されました。
    その際、医師から前立腺をじかに指で押され、診察されましたが、酷い激痛でした。
    それから肛門にまるで痔の様な痛みが出て来たのです。
    すでに2週間を経過していますが、地味な痛みが続き、座っているのが、辛い状況です。
    1年前に直腸粘膜脱の手術をして、やっと肛門の痛みから解放されたばかりでしたので、今回の事は痛恨の極みです!
    薬はセルニルトン錠が出されましたが、鼠径部は痛まず、肛門です!
    こんな事ってありえますか?

    1. Kazu より:

      Kazuといいます。
      私は、3年前に内痔核手術を受けました。ここ1年位、慢性前立腺炎で苦しんでいます。前立腺炎になってから、時々、肛門痛、肛門周辺痛が出現しました。痔の先生に診てもらっても、痔ではないとのこと。前立腺関係だろうと思います。神経が似ているようなところにあるのかなと想像しています。痛みが強いので、リリカ、トラムセット、芍薬甘草湯、アセトアミノフェンを試しています。パシッと効くものは残念ながらありませんが、飲まないよりは良いようです。それでは、お大事に。

      1. masato より:

        Kazuさん、ありがとうございます。
        やはり医師の前立腺に対する刺激が原因で痛みが肛門に移ったとしか考えられませんね。こんな事があるとは驚きです。

  9. すすむ より:

    こんにちわ。私もこの病気を患う1人です。
    私の場合には、薬は効かないと割り切って、鍼灸院で治療しています。少しずつですが、症状が緩和されているのがわかります。
    川崎あたりい住んでいる方が居れば、元住吉に専門院が有るので、体験する価値が有るかもしれません。
    あと、行った事は有りませんが、渋谷にも中国人の先生がやっている鍼灸院が有る様ですね。

  10. 低飛空 より:

    はじめまして。私は10代でこの病気になったものです。二年間薬での治療をしてきたのですが、症状があまり改善せず医療費も結構してたため現在は一度通院をやめています。症状は頻尿と残尿感、時々痛みです。頻尿がひどく、調子の悪い日では30分くらいでトイレに行きたくなってしまいます。ここ最近また症状が悪化してきたためもう一度通院を考えているのですが、通院して症状が改善するのか不安です。病院の先生も、治療は適切だと思うのですがコミュニケーションがうまく取れず、もう一度通うか迷っています。病院も変えた方が良いのでしょうか?長文になりましたがアドバイスを貰えるとありがたいです。どうかよろしくお願いします。

    1. すすむ より:

      私も同じ病気です。病院はどこに通院しても同じ様な気がします。結局、薬が変わるだけ?。ただ、先生との相性が有ると思いますので、話しをしやすい先生を探すのは良い気がします。お互い頑張って早く直しましょう。

  11. あんでぃ より:

    はじめまして。大腿部、睾丸、下腹部の痛みが2年続きました。ひどい日はベッドにうずくまって睡眠薬飲んで寝るしかありませんでした。ところがここ一ヶ月ほど楽になりました。ほぼほぼ治ったと言って良いと思います! 私の場合、複合的な要因だろうと言われていて、リンゼス、ブロナンセリン、ドラールを飲み始めた頃から痛みがスーっと無くなりました。リリカを続けてますが、暫く様子みてから止めようといわれています。あとウロマスター刺激施術も週一回続けてます。合う治療法は人それぞれなんだと思います。色んな薬を根気よく試してくれる先生に出逢えるのが大事かと。先生曰く、実証されてないけど経験上腸を整える(リンゼス)と改善する人がたまにいるそうです。皆さん、諦めずに頑張って下さい!

  12. リアルまっこい より:

    こんにちは。
    一昨年の秋に両親が車の運転をやめてから、私は妻と二人でほぼ一ヶ月に一回のペースで長野県(自宅・職場)と島根県(実家)を自家用車で行き来する生活を送るようになりました。それ以降、妻はしばしばヒステリーを起こすようになり、私は断続的な精力減退(ED)にさいなまれるようになりました。
    今年も6月末から精力減退が始まったところ、ある日、妻のヒステリーを受けて陰茎が萎縮し、キーンとするような痛みを感じました。その後、一旦精力が回復したかに見えたのですが、勃起時や射精時に下腹部から陰茎にかけて魚の骨が刺さったような痛みを感じるようになり、それに加えて胃痙攣を起こしたような痛みと内出血を起こしたような痛みが代わる代わる襲ってくるようになりました。
    心因性のEDだと考え、はじめ泌尿器科でシルデナフィルを処方してもらいました。なるほど、勃起はするのですが、正常時の興奮と快感が得られず、上記の傷みは和らぐどころかますますひどくなってゆきます。
    一昨日、ようやく慢性前立腺炎だと泌尿器科で診断され、エビプロスタットとフリバスを三ヶ月分処方されました。
    毎月の長時間ドライブ以外にも、11年に渡る国家資格試験の勉強やサイクリング(ヒルクライム)の趣味など、慢性前立腺炎に悪影響なことを思い当たるふしは多々あります(ちなみにお酒は毎晩グライスワインを一杯、タバコは毎朝3分の1本、コーヒーは毎朝一杯の生活習慣です)。しかし、妻のヒステリーによる自身のストレスが一番の原因ではないかと自覚しています。
    実家のこと(その後、両親ともに施設に入居し、母は要介護4の認知症、父は要介護1ですが、心の病にかかっています)を一生懸命やってくれているがゆえ、その反動でのヒステリーだとはわかっています。けれどもこのまま私の症状が改善されないのは本当に辛いです。妻に話しても女性だからか、共感に乏しい反応です。
    妻と離婚するわけにはいかないですし、実家のことを放り出すわけにもいかないですし…

  13. Y より:

    こんにちわ。
    皆さんの経験やご意見を拝見し自分だけでなく、たくさんの方が日々辛い状況の中、回復に向かい努力されているのだと励みになりました。

    私は今年で40歳になりますが、7月末より睾丸に痛みが出始め、精巣上体炎の治療から始まり抗生剤の服用を2週間続けやや改善しだしたところで、下腹部痛、尿道や睾丸と肛門の間辺りに違和感を感じて、医師に伝えると前立腺液を細菌培養し前立腺炎との診断を受けました。

    菌に効果のある抗菌剤を処方され2週間程度で軽減され、その後はセルニルトンと痛み止めで様子を見ていましたが、今度は睾丸と肛門の間辺りに焼けるような痛み、排尿時に違和感と少量の残尿があり再度前立腺液の検査をしましたが、また別の菌が検出され抗生剤を処方…なんだかんだで3ヶ月は泌尿器の事で悩み治療中です。
    現在は抗菌剤も飲み切りましたが、鈍い痛みが残っております。

    この病気になると、通院時座っている事も辛く外出も億劫になりますね。
    また、8月ごろは関節痛や腰痛、鼠蹊部の痛みなども酷くほぼ寝たきりのような状態になった事から、軽度の鬱症状も出始めました。
    現在は社会復帰に向けて心療内科、泌尿器科、整形外科などに通院しております。

    皆様も辛い状況の中、ポジティブに頑張っておられることが大変励みになり、自分と同じ状況の方がおられる事、仲間がいるように思い安心しました。
    この病気で苦しむ方が1人でも少なくなる事を願い祈っております。

    皆さんの経験やご意見など見ておりますと、自分も何か書きたくなってしまい、纏まりのない文章で申し訳ありません。

  14. andi より:

    はじめまして。私も同じ病気で三年ほど鈍痛と疼痛に苦しみましたが、二ヶ月ほど前からスーッと楽になりました。ほぼほぼ完治です!
    精密検査を受け全く異常が見つからず、脳/神経の問題だということで途中から治療方針が変わりました。慢性前立腺炎の薬から抗うつ剤まで本当に色々なクスリを試しましたがほぼ効果無し。最終的に泌尿器科からはリンゼス、心療内科からはブロナンセリンを処方されて一ヶ月ほど経過した頃ですかね、本当に痛みがスーッと楽になり、その後は違和感が残りましたが、こちらは日に日にゆっくりと軽減しています。
    どっちが効いたのかはわかりませんが、長く症状と向き合ってくれ、時には自分から指定したクスリも処方してくれた先生たちにすごく感謝しています。
    皆さんの苦しみ、よくわかります。辛いですよね。親身になってくれる医師と出会えることが大切かと。治る病気なので、がんばってください。

  15. 永田 より:

    今晩は。 先般、泌尿器科に行くと、慢性前立腺炎が疑われるとの事で、ゼルティアやセルニルトンを一か月分もらいましたが、何と無く合わないのか、頭がボーっとしたりします。先生は、飲み切らないと意味が無いので、必ず飲み切るようにとの事でしたが、永年漢方を飲んでいたので、中々続けるかどうか、漢方に戻そうかと考えています。また、自分は薬で治癒するのか半信半疑の部分もあり、外科手術でないと治癒はしないと伝えた所、手術はマイナスに成りかねないとの事でした。30年もこんな感じで、夜間小便に起きる事もしばしばで、ホノマリアとか云う漢方も試したりしましたが、まずはもうちょっと続けることが肝要かなと思いました。漢方は続いていますが。いろいろと、人づてに聞いてみようとは思います。貴殿と同じ様に、スコープで尿管を見たりしましたが、異常は無いとの事でしたが、頻尿などは改善していない状況です。

  16. 永田 より:

    今晩は。 20年以上も前立腺炎と付き合っています。大手病院でMRIを取り、エビプロスタッフなどを処方されても何一つ変わりません。前記したように、抗生薬を飲むと体調が今一なので、漢方を飲んでいます。他の方は、リンゼスが効いたとの事ですが通じが良くなれば尿の出も良くなるので理解しますが、炎症は別問題だと考えます。クラミジアも検出される時と、全く出ない時もあり、迷う事が多いですね。また、新橋の大手病院では、行く度に医師が変わり、名医の筈では無かったのかと思いましたが、それは昔の事で、現代の名医は何処にいるやらと、相当な時間を掛けましたが、全く持って進まずでした。今後ですが、漢方にに戻すか、ゼルティアとセルニルトンを続けるか迷っていますが、色々と調べて行きたいと思って居ます。、

  17. すすむ より:

    以前、投稿したことが有るものです。
    私は最終的に心療内科に行き、SSRIのレクサプロをふくようしています。
    この薬を飲んでから、劇的に病気が改善されてます。
    飲むのを辞めるともとに戻る???かはまだ試していませんが。。。。
    無細菌で、慢性骨盤頓痛症候群の方は、試す価値が有るかも知れません。私の私見ですが、この病気は前立腺が悪いのではなく、脳の神経伝達の何かに異常が有る為に起こる様な気がします。
    ちなみに、私の場合には、セル二ルトン、ザルティア等は全く効果ありませんでした。

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