年末年始に帰省や旅行などで、東京から名古屋へ移動する人も多いと思います。
東京⇔名古屋間の一般的な移動手段といえば新幹線ですが、片道で一万円を超えるため、頻繁に利用する方や、学生には少し値段が高いかと思います。
わたくしも地元が愛知県日進市という所だったので、連休の度に東京から帰省していたのですが、移動にあまりお金をかけたくなかったので、どうにか安く移動出来ないか色々と探してみました。
すると、東京から名古屋へ片道2,500円という破格の値段の高速バスが見つかりました。
でも高速バスって狭いんじゃ?長時間座り続けるのはつらいんじゃ?
そんな疑問もあると思い、今回は実際に購入して高速バスで東京から名古屋まで行ってみましたので、ご紹介していきたいと思います。
目次
東京⇔名古屋間の移動手段と価格
一般的な東京⇔名古屋間の移動手段としては、新幹線、飛行機、高速バス、夜行バス、在来線の電車、自動車が挙げられます。それぞれにかかる時間と費用は以下の通りです(2018年12月時点)。
新幹線は圧倒的に早く1時間半ほどで到着するのですが、1万円越えという価格がネックです。こだまを利用した「ぷらっとこだま」というサービスでは8,200円とお得ですが、3時間近くかかってしまいます。
飛行機は意外と安く、時期次第では新幹線より安いのですが、空港までの移動を考えると、時間的にも金額的にもさほど違いはありません。
18切符の利用可能期間であれば、電車の在来線を利用するのも一つの手ですが、時間帯によっては「座れない」というリスクもあります。
自動車での移動は早ければ3時間程度で到着出来るのですが、別途ガソリン代が必要になります。そのため数人で利用すれば安いのですが、一人で行くには費用が高くなってしまいます。
そのため、「一人で」「安く」「座って」「のんびり行ける」という点で、高速バスは意外とオススメなのです。
高速バスの利用方法
今回は「高速バスドットコム」というサイトで予約をしました。出発地、目的地、出発日、人数を入力すると利用可能な高速バスが一覧で表示されます。
希望のバスを選択し、必要な情報を入力して登録するとメールが届き、これで登録完了です。今回は池袋発、名古屋のささしまライブ着のバスを予約しました。
当日の流れ
バス乗り場に行く
11時10分に池袋発なので、10時50分頃にバスターミナルに到着する様にしました。
出発5分前にバスが到着(11時5分)
これが普通なのか、遅れたのか分かりませんが、割と出発ぎりぎりにバスが到着しました。特にチケット等は持っていないので、乗務員さんに名前を告げると席の番号を教えてくれました。
座席はそれほど狭くなく、思っていたより余裕がありました。とは言え、186㎝の自分には少し窮屈でしたが。。。すべての座席に毛布が用意されていました。
座席にテーブルはなし
少し残念だったのは、座席にテーブルが付いていませんでした。タブレットでドラマを見る時に置き場にしたかったので、これは少しマイナスポイントです。ドリンクホルダーはついています。
バスにトイレは付いていない
これもマイナスポイントの一つなのですが、バスにトイレは付いていませんでした。ただ、途中でトイレ休憩が3回ありましたので、特に不便は感じませんでした。トイレの臭いがしないという意味では意外と良かったかもしれません。
いざ出発(11時10分)
全員の乗車確認が終わったら、すぐに発車しました。わたくしはリュックだけだったので座席に荷物を置きましたが、スーツケースの人は外のトランクに入れてもらっていました。
窓が広い
新型のバスだからか、窓が広く設計されており、景色を楽しむことが出来ます。またUVカットもしっかりされており、日なたでもそれほど眩しいことはありませんでした。一方で窓を開けることは出来ませんが、空調がしっかり効いていたので特に問題はありませんでした。
1回目の休憩(12時10分)
横浜で乗るお客さんを拾った後、高速の入口で1回目のトイレ休憩がありました。10分間なので、トイレに行き、売店で飲み物や軽食を購入しました。
移動のお供はアマゾンプライムビデオ
移動が6時間近くかかるため、車内での暇つぶしとしてタブレットに海外ドラマをダウンロードしていきました。Amazon Primeビデオはオフライン再生に対応しているので、Wi-Fiやスマホの通信容量を使用することなく、動画を視聴することができました。
(以前スマホで普通に動画を見ていたらあっという間に通信制限がかかってしまったので、その反省を活かしました。)
2回目のトイレ休憩(14時20分)
1時間ちょっと走ったら、またトイレ休憩がありました。ここで今更気づいたのですが、駿河湾沼津のサービスエリアということは第2東名を利用してるんですね。第2東名は旧東名と比べて道がまっすぐなので、車酔いしやすい自分としては助かりました。
ここでも休憩は10分です。トイレ休憩とタバコ休憩を済ませて戻ります。喫煙所からは駿河湾を見ることが出来、海外からの観光客が写真を撮っていました。
右側の座席だと富士山が見えます
予約サイトでは座席の指定が出来なかったので、たまたまなのですがわたくしの座席は8D という右の窓際だったため、途中で富士山がしっかり見れました。もしかしたら事前に問い合わせれば座席の希望も出来るかもしれないので、ぜひ富士山が見たい!という方は確認してみてください。
3回目の休憩(16時)
1時間半ほど走ると、再びサービスエリアで休憩となりました。今回は30分休憩だったので、「ここで飯でも食っとけよ」というメッセージなのでしょう。
サービスエリアの中に入ると、フードコートがありました。SA内に「織田信長本陣の跡」という場所があり、どうやら長篠の戦いがあった場所の様です。そのため、フードコートのメニューも「家康 鯛天丼」やら「足軽丼」やら戦国カラーが強めでした。
でも値段も高めだったので、わたくしは普通の「とりとり定食」を注文しました。味噌汁が赤だしだったのと、漬物が食べ放題だったのがポイント高いです。
名古屋に到着(18時10分)
最後の休憩から1時間40分ほどで、目的地である名古屋のささしまライブに到着しました。この間は食後の眠気に襲われて記憶がないのですが、快適な空調とリクライニングでくつろぐことが出来ました。
評価
- 値段の安さ:★★★★★
- 所要時間:★☆☆☆☆
- 快適さ:★★★☆☆
- アミューズメント性:★★★★☆
- 総合評価:★★★☆☆
高速バスのメリットは、何よりもその安さです。時間がかかってもいいから安くいきたい、という方にお勧めです。しかし今回のバスは窓が広く景色を楽しむことが出来、また途中のサービスエリアで戦国時代の雰囲気を楽しむことが出来たため、移動プラス観光という意味では楽しく利用することが出来ました。
まとめ
今回は東京から名古屋への安い移動方法として、高速バスの利用方法とその評価をご紹介しました。ぜひ今後の移動のご参考にしていただければと思います。